当科では、感染症をはじめとした一般的な病気から、免疫・アレルギー、血液・腫瘍、代謝・内分泌、神経・発達・心理、循環器、未熟児・新生児領域の専門性の高い疾患まで対応できます。種々の領域の複数の臓器にまたがる疾患や、さまざまな合併症を伴いやすい難治性疾患に対して、各部門が連携して集学的な診療を行っています。
HPSとは、遊びを用いて医療環境をチャイルドフレンドリーなものにし、子どもたちが医療経験を肯定的に捉えられるようにするため、医療チームの一員として働く専門職です。福井大学病院にはHPS資格を持つ看護師・保育士がいます。私たちは子どもたちが治療に必要な安心や勇気を持つことができるように、一緒に遊んだりお話をしたりすることで、入院中の様々な検査・処置への不安や心理的混乱を軽減し、治療に向かうお手伝いをします。これらをプレイ・プレパレーション/ディストラクションといいます。また子どもだけでなく、そのきょうだいを含めた家族の入院により感じる思いや悩みに寄り添い、一緒に乗り越えるための支援を行います。医療経験が少しでもあたたかく前向きなものとして子どもや家族の中に残ることを目指しています。
▼ 小児科の「タンデムマス・スクリーニング」事業