研究内容
小児科の専門領域部門ごとに独立して研究を行うだけでなく、研究テーマによっては相互に協力しあい研究を進めています。
大学院について
当科では大学院への進学を積極的にサポートしています。多くのスタッフは、社会人大学院生として臨床を行いながら、大学院に進学します。講義などで研究に必要な基礎知識を学びながら、研究テーマを決定し計画を立てていきます。研究テーマは、各自の希望するサブスペシャリティにも応じて選択できます。基礎研究教室とのコラボレーションも相談できます。週1回の院生カンファレンスでは、大嶋教授と大学院生・指導医が集まります。実験報告や抄読会を通じて、互いの研究領域から新しいアイデアが生まれることもあります。在学期間中には実験に集中するため、入院患者さんの担当を持たない臨床フリーの期間も設定できます。
主要研究テーマ
- 末梢血線維細胞による気道リモデリング機序の解析と臨床応用
- 小児気管支喘息の早期診断・治療指針の改定と評価
- 食物アレルギーの耐性獲得機序の解明と新規治療法の開発
- 食物アレルギーにおけるオートファジーの役割
- 食物アレルギー患者における除去食解除のin vitro判定法の確立
- 小児気管支喘息患者に対する病態解析バイオマーカーの開発
- 小児気管支喘息患者の予後予測バイオマーカーの開発
- 気道上皮における小胞体ストレス応答が気管支喘息の病態に与える影響
- タンデム質量分析新生児マス・スクリーニングの精度向上法開発と有用性の研究
- 自閉症児のきょうだいに対する有効な支援方法の開発に関する研究
- 発達障害児の認知・脳機能の解明と教育・医療連携支援システムの開発
- 早産低出生体重児の潜在的ビオチン・カルニチン欠乏症の早期診断法と予防法の確立
- 胃粘膜保護剤を用いた気管支肺異形成の新規予防戦略
- 未熟児における新たな腸管発育評価法の確立と腸保護戦略
- 早産児の慢性腎臓病発症を予測する新たなバイオマーカーの開発
- 早産児の上腕骨皮質厚と未熟児骨減少症リスク因子の関連性
- 早産児の生後早期電解質異常のリスク因子に関する研究